テストスコアだけでは、
「人財」の価値は測れない。

設立趣旨

今、日本の教育は大きな転換点を迎えています。これまでの「偏差値」的なものさしで人を評価していくシステムの限界と弊害は目に見えて明らかになってきました。個々人の資質や可能性に光を当て、我が国の唯一の資源といえる「人財」を大切に育てる社会に改革しなければなりません。そのため、一人ひとりの活動や学習の足跡をいきいきと記したポートフォリオは、人の可能性を発見し育むのに重要なツールとなり得ます。

当協会はポートフォリオ教育の推進とポートフォリオシステムの普及・定着を図ることで、児童・生徒・学生はもちろん社会人になっても、生涯を通じて学び続け、自身の価値を高められる環境をつくることを目的に発足しました。今後、ポートフォリオについての研究・情報発信・コンサルティング等の活動を通じ、学校や各種教育機関はもちろん、様々な企業・団体の方々と力を合わせて進めていきたいと願っております。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

メッセージ

米国の大学の多くは「ホリスティックアプローチ(多面的・総合的評価)」を用いて、入学者を選抜しています。すぐれた学びの場は、異なる背景と独自の考え方を持った多様な学生がいる環境から生まれるという考えが元になっているのです。共通テストの点数や、学校での成績は、「成功」を測る一つの尺度ではありますが、一人ひとりの学生が、それまで積み重ねてきた様々な経験を見ることなしに、彼らが大学入学後にどれだけのことを成し遂げ、成長するのかという可能性を測ることはできません。

そうしたことから、米国では、今では多くの志願者は大学に出願する際、課外活動の情報、エッセイ、そして推薦書だけでなく、オンライン上で、自分の活動を「証明」する動画やポートフォリオを提出するようになってきました。こうした情報が加わったことで、志願者のボランティア活動、コミュニティ活動、スポーツや芸術活動といった場でのリーダーシップなどが見えてくるようになりました。大学のアドミッションオフィサーにとって、これこそが、テストの点数や学校の成績以上に、より幅広く志願者の全体像を見せてくれる重要な情報なのです。

今、日本で進められている教育改革は、学生の評価方法を変え、そして最終的には高等教育機関への選抜方法を変えていくことになります。学生の持っているそれぞれの背景や能力が、これまでになく、よりホリスティックに評価されるようになり、大学入学者選抜制度は驚くほど良いものに変化していくでしょう。

このたび、こうして、国際ポートフォリオ協会の顧問として招かれ、私のアメリカでの大学アドミッションの経験を日本においても生かせることを光栄に思います。また、この協会を通じて、日本の教育に携わる方々から、新しいアイデアや視点を学べることをとても楽しみにしております。

Joshua J. Reiter, Ed.D.

Adviser, Universal Portfolio Association
President, ApplicationsOnline, LLC.

A broad and diverse cohort of students, each with their own perspectives and backgrounds, provides an exceptional learning environment which is why many colleges and universities in the United States use a holistic approach to crafting their incoming class. While standardized test scores and grades are one measure of success, there is a range of additional experiences which may be indicative of a student’s ability to succeed and thrive in an undergraduate course of study.

Therefore in the United States, not only do students provide extra-curricular information, write essays, and have recommendations completed on their behalf, but also many now provide colleges with links to online web content such as videos or portfolios of information within the admissions application. This additional information can more easily portray a student’s leadership experiences in various activities such as philanthropy, community service, athletics, or the arts. This information gives admissions directors a fuller, more complete picture of the candidate above and beyond a grade or test score.

Today, education reform in Japan is modifying the way students are assessed and ultimately accepted into higher education institutions. The backgrounds and capabilities of the students are being viewed more holistically than ever before. This is a wonderful enhancement to the process for admitting students into colleges and universities.

I am excited to be invited to participate in the Universal Portfolio Association and to share my college admissions experiences from the United States with higher education representatives in Japan. I also look forward to learning new ideas and perspectives from my colleagues working in the Japanese higher education industry.

相川 秀希 あいかわ ひでき

国際ポートフォリオ協会 理事長

2015年にピカソの「アルジェの女たち」が1億7900万ドル(当時の為替相場で約215億円)で落札されたことが話題になりました。たった一枚の絵画が驚くような金額で取引されているわけですが、芸術作品の値段は、はたしてどのように決まるのでしょうか?


これが例えば、何らかのサービスや製品だったり、不動産だったりすれば、値段が高いか安いかを、一般的な基準に照らして判断することができます。単純な話、この違いは比べるものがあるかないかで決まるように思います。芸術作品は、この世にたったひとつしかないオリジナルで、かつその価値を認める人がいるからこそ値段が決まっていくのです。


では、人の値打ちは何で決まるのでしょうか?


自分という存在は他に代えられない唯一のものです。独自のことをひとりよがりでやっているだけではただの自己満足で終わりですが、それが何か人のためになったとき、価値を生じるものだと思うのです。


つまり、「自分にしかできないことは何か?」「自分だからこそできることは何か?」「それは人の役に立つことか?」この問いかけを持ち続けて行動していけば、人はすぐれた芸術作品同様、他と比べることができない価値高い存在となるはずです。


今、日本の教育は大きな転換点を迎えています。これまでの「偏差値」的なものさしで人を評価していくシステムの限界と弊害は目に見えて明らかになってきました。個々人の資質や可能性に光を当て、日本の唯一の資源といえる「人財」を大切に育てる社会に改革しなければなりません。そのため、一人ひとりの活動や学習の足跡をいきいきと記したポートフォリオは、人の可能性を発見し育むのに重要なツールとなり得ます。


当協会はポートフォリオ教育の推進とポートフォリオシステムの普及・定着を図ることで、児童・生徒・学生はもちろん社会人になっても、生涯を通じて学び続け、自身の価値を高められる環境をつくることを目的に発足しました。今後、ポートフォリオについての研究・情報発信・コンサルティング等の活動を通じ、学校や各種教育機関はもちろん、様々な企業・団体の方々と力を合わせて進めていきたいと願っております。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

役員

■理事長
相川 秀希
■理事(50音順)
相川 タロー
石川 聖子
石川 成樹
小菅 将太
武藤 秀子

これからの大学入試

ポートフォリオ評価は、学生のポテンシャルやエビデンスを効果的に見るための方法として、世界中の教育機関が、入試に取り入れ始めています。学校内外での学びや経験をライフログとして残し、作品集としてまとめあげることは、その人の成長に活かされるだけでなく、大学や社会にもつながる取り組みです。また、日本の教育改革・入試改革のロードマップを実現するにあたっても、ポートフォリオ教育は重要な役割を果たすことになります。文部科学省による大学入学者選抜委託事業によれば、ポートフォリオをインターネット入試で大学に提出する枠組みがすでに描かれています。

文部科学省 / 高大接続改革の進捗状況について

本協会の取り組み

ACTION 01

ポートフォリオ教育の普及推進

各地で開催されるセミナーやカンファレンスにおいて、ポートフォリオ教育の実践方法や可能性についてお伝えしています。

ACTION 02

プレゼンテーションコンテストの開催

ポートフォリオを活用して「マイストーリー」を表現するプレゼンテーションコンテストを開催します。

ACTION 03

ポートフォリオアドバイザーの研修及び認定

ポートフォリオ教育の要ともなるアドバイザーのスキル向上のため、研修を行い、協会として認定を行います。

●研修項目例
・Techniques of Feedback
・Archiving Skills
・Personal Branding
・Story Telling
・Craft & Design etc.

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